4年前にマレーシアに来たばかりの頃は、仕事をしていた身から急に主婦になったので、タイトルの違いだけでいろいろ不便を感じた。
まず、入国カードとかの職業欄に書くことがなくなった。主婦だという自覚は全くないから、「失業中」とわざわざかいて抵抗したり。これは主婦の人には大変失礼な態度だったのだけれども、今でも「無職」にしている。あまり変わりないか。あ、英語だと一緒か。日本語の意味合いだと、少し気持ちが変化した。
その次に、就職したいと言っても、なぜかマレーシア人の間には配偶者ビザでは就労できないということが周知されていて、「でも、君、働けないでしょ」と必ず言われ、嫌気がさした。
極めつけは、英語レッスン等で稼いだ小金を貯めようと、銀行で私だけの口座を作ろうとした時。ダンナとのジョイント口座しか駄目だと言われ、配偶者ビザの私たちに人権はないのか～、それじゃあへそくりがバレバレで、貯められないじゃん！と銀行員の前で切れそうになった。学生ビザなら口座を開けると聞いて、本気でUSMの学生になろうと思った。
ところが、比較的時間の余裕があったある日、Sandieが銀行に行くというので車で送り外で待っていた。待てど暮らせど出て来ず、変な親切心出さなきゃよかった～と後悔半分。でも、その後、Sandieを送り届ける時に彼女からこの耳寄り情報を聞いた。彼女はMM2H保持者でもなく、観光ビザでペナンに長期滞在している。だけど、銀行口座を持っているというのだ。
その足で、IWAの仕事で馴染みのCIMB銀行へ。最近法律が変わったとかで、なーんと、配偶者ビザでも口座が開けられるという。それも、パスポートと国際免許証でもOKだって言うから、気が変わらないうちに（銀行の）、その場で作ってデビットカードをもらってきた。自分がコントロールできる口座があると少し自立した気分で気持ちがいい。昨今、空き巣も多いし、へそくりは自分の口座に！
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